一斉にテストが行われるListening・Reading・Writingと異なり、IELTSのSpeakingでは、各自の集合時間が決められています。
今回は、その後の序盤の流れについて紹介してみます。
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まず、集合時間までに会場に到着します。
他の記事でも書いていますが、「試験開始時間」ではなく、それよりも早い「集合時間」に遅れないように注意します(※実際、それに遅れて受験を断られている人を目撃した経験アリ)。
(※以下、細かい点は変更の可能性があるので、目安と思って読んでください。)
会場に着いたあと、受付でパスポートを提示し、改めて指紋認証を行います。
その後、パスポート以外の荷物は全てロッカーへ。(カギのない、普通のロッカーを覚悟しておいた方が良いです。)
そこから緊張しつつ椅子に座って待ち、集合時間から約10~20分経ったころ、
1人1人、試験官が名前を呼びに来ます。
名前を呼ばれる順番はバラバラなので、1人目が呼ばれるタイミングが来ると、
みんな「次は自分が呼ばれるかな」とか、「どの面接官が自分にあたるんだろう」とか考えながら、ソワソワした感じになりますが、
とにかく呼ばれたら元気に返事をして、一緒に面接スペースに向かいます。
部屋に入ると、おそらく「机1つ」&「向かい合ったイス」があるはずです。
指示された方のイスに着席して、そこから面接スタート。
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それで、スピーキングで何を聞かれるかはそのときにならないと分かりませんが、
序盤の内容は、だいたいほぼ同じような感じです。(※以下、細かな言葉づかいとか、話す順番などは、試験官によって変わると思って読んでください。)
★For marking purposes, I'm going to record the interview. Is that okay?
これは、聞かれるかどうか五分五分ってところな気がします。
IELTSでは、スピーキングテストの内容を、ボイスレコーダーで録音します(※後日、試験結果に納得いかない場合は、この録音データを使って再審査してもらえる)。
そこで、録音してよいか? と聞かれることがあります(聞かれないこともありました)。
その後、このボイスレコーダーに、面接官が1人で必要事項を吹き込みます。
詳しくは覚えてませんが、
This is the recording of the international English language testing system,
みたいな雰囲気のことを話し始めて、
The examiner is 誰々...
とか
The candidate name is ...
The candidate number is ...
とか、
そういう必要事項を面接官がボソボソっと1人で吹き込みます。
10秒強ぐらいで終わるので、ここはボーッと待っていてOKです。
★ I'm ~~~. What's your name, please? / Can you tell me your full name?
★ Can I see your identification? / Could you show me your identification? / May I see your passport, please?
また、パスポートも見せるよう求められます。passportと言ってくれれば分かりやすいですが、identification(身分証明書)と言われた場合でも、結局は「パスポートを見せてほしい」と頼まれているので、"Here you are."という感じで渡してあげてください。
★Are you a student or do you have a job? / Do you work or do you study?
これは聞かれないこともあるようですが、個人的には高確率で最初に尋ねられてきた質問です。
もう最初からこれは聞かれると想定して準備しておいた方が安全だと思います。
ここで「えーと、〇〇を専攻している、って何て言うんだっけ」とか考えて詰まっていると、序盤から、評価基準のFluencyに影響してしまってもったいない! ので、この質問が来たらどう答えるか練習しておくのが良さそうです。
こうした流れを経て、次第に具体的な質問へと移っていきます。
初めて受験する場合はどうしても緊張してしまいがちですが、大雑把な当日の流れをイメージしておけば、少しは精神的にも楽になるんじゃないかと思います。
なお、動画でイメージをつかんでおきたい人は、以前に紹介した
IELTSスピーキングの、Band別の動画
という記事から飛んで行って、序盤だけでも動画を見ておくとかなりイメージしやすいはずです。
では!