IELTSのスピーキングでは、次のように時間の目安が決まっています。(参照: Understand the Speaking test)
Part 1 Introduction and interview
4~5分
Part 2 Individual long turn
3~4分
(※スピーチする時間自体は1~2分)
Part 3 Two-way discussion
4~5分
4~5分
TOEFLとの比較の記事でも書いたように、ここがIELTSの特徴で、
TOEFLだと45秒 or 60秒 という厳密な時間制限がありますが、IELTSの場合は、話す時間の制約が緩くなっています。
IELTSでは、スピーキングのテスト中、面接官は手元のタイマー等で時間管理をしています。
Part1とPart3では、
それぞれパート全体で4~5分という枠が決められているので、その時間が過ぎるまでの間、いろいろな質問が飛んできます。
つまり、1つの質問に対して各〇秒以内で答えるといった細かな制約があるわけではないので、各質問に対してやや長めに話して、自分のボキャブラリーや文法、Fluencyをアピールすることが可能です。
一方のPart2では、
提示されたカード(というか冊子)に書かれた内容について、1分で準備して(メモ用の紙と筆記具が渡されます)、その後「1~2分」で1人で話し続けるわけですが、ここでTOEFLに慣れている人だと、「2分以内きっかりに収めて話さないといけないのではないか」と思ってしまいがちです。
しかし、そこを気にする必要はありません。実際には2分を過ぎると面接官が"Thank you."などと言って話を止めてくれますので、それまで話し続けて、存分に自分の英語力をアピールして大丈夫です(※ただし、話すことがないのに無理して2分間引き延ばそうという意味ではありません)。
ここは、TOEFLからIELTSに移ったときに一番カルチャーショック(?)を受ける部分ですが、試験室に腕時計すら持ち込めないような状況で、2分ギリギリでスピーチを締めくくるというのはそもそも無理な話ですよね。だから、「どうせ2分を過ぎたら止めてもらえるから、それまでしっかり話して、自分の英語力を出し切ろう」というつもりで臨めばよいでしょう。
なお、
★Part2では、スピーチを終えた後、Part3に移行する前に、スピーチの内容について軽く追加質問されることがあるので、気を緩めないように!
というのと、
★Part1, Part3でも、やはりPart全体としての時間制限に達したら答えている途中でもさえぎられることがあるが、それは単に時間管理のためなので、ヘコむ必要はない
という点も、おまけ情報として付け加えておきます!
参考にしてください。では!