今回レビューするのは、Benesseから出版されている、GTEC CBTの公式問題集です。
272ページで、試験の概要説明のほかに、
2セット分の模擬問題が収録されています。
正直、2セットしか入っていないにしては高価な気もしますが・・・、
4技能のセクションが全て収録された本としては、現在手に入る唯一の公式問題集なので、
受験するならば必ず手に入れておくべき一冊ということになりそうです。
★Reading・Listening
ただし、GTEC CBT 受験記 のページでも紹介したように、
ReadingとListeningに関しては、
本番は問題レベルがどんどん変化していくため(CAT方式)、
この本に収録された問題が解ければそれでOK、というわけではない点には注意が必要です。
本番の試験では、正解が続くと、どんどん問題レベルが上昇していきます。
そこの感覚は、実際に会場でパソコンで受けない限り実感しにくいかもしれません。
とにかく、高スコアを目指す人は、本の前半に収録された簡単めな問題だけでなく、
後半のハイレベルな問題まで目を通しておきましょう。
そして、何よりすさまじいのは、
この本、ReadingとListeningの和訳がついていません!!!
なぜ・・・という感じですが、ついていないものは仕方ありません・・・。
★Speaking・Writing
一方、Speaking・Writingに関しては、
どちらも解答サンプルが掲載されているので、
実際にどういう答えが求められているのかを知ることができます。
一応、それぞれの解答例に対して、どう考えるべきかという一言アドバイスのようなものもついています。
(SpeakingとWritingに関しては、さらに練習したい人向けに、別途で公式問題集が販売されていますが、そちらについてはまた他の記事で紹介します。)
・・・と、書いてみるとすごくシンプルな本なんですが、
正直なところは、問題数がもっとほしい(&和訳もつけた方が良いと思う)という感じです。
ただ、それでも、今のところ(=2016年12月時点)では、
この本ぐらいしか練習用の教材がないので、チャレンジする人はやはり購入して一通り練習しておくことをオススメします。
これも、この記事を書いている時点でですが、
GTEC CBTは今のところ、同一年度では2回までしか受験できない(実施回数は3回あるが)という制約があるので、
余計に1回分の受験を無駄にはしたくないところです。
というわけで、挑戦する予定の人は、この本で予習しておくことを現段階ではオススメします。