2016年3月2日水曜日
IELTS受験記(大阪1Day)
先日、大阪会場でIELTSを受験してきました。
気づいた点を、忘れないうちに記録しておこうと思います。
★試験直前
「朝8時に集合」だったので、梅田の会場に10分前ぐらいに着くと、すでに20人ぐらいが部屋に入り、荷物をまとめていました。
1人1人に大きなビニール袋が渡され、その中に、持ち込みOKなもの以外、バッグごと全て入れるように指示されます。
これらを、その部屋の机の上にみんな放置して、受験室に移動します。
「えっ・・・ 財布とかスマホとか・・・ ビニール袋に入れるだけ?」とい不安になりましたが、試験室に持ち込めない以上、従うしかありません・・・。
この点は、できれば1人1人にカギ付きロッカーを用意してほしいところですね。
念のため、ものすごい大金とかはもってこないようにしましょう・・・。
それで、試験室に入る前に、写真撮影があり、そのまま指紋もとられます。
そうして試験室に入ったのが、自分の場合は朝8:15。
ホワイトボードを見ると・・・
・9:00~ インストラクション
・9:15~ Listening
って・・・「えっ、このまま45分、待機?!」
そうです、このまま、ずっと待機でした。
前述のように、参考書などは一切持ち込めず、手もとにあるのは筆記用具とパスポートぐらい。
これはけっこう苦痛でした。
入室した他の人たちも、もう「手持ちぶさた」としか表現のしようのない感じです。
ちなみに、今回の梅田の会場では、机にシールが貼ってあって、座る席が各自すでに指定されていたので、
別に早く入室したから有利とか、そういうこともありませんでした(※これは会場によって違うかもしれませんが)。
不正行為を防止するためには仕方ないのかもしれませんが、とにかく無為な早朝の時間が過ぎていきました・・・。
ちなみに、いざListeningがスタートすると、トイレに行くのは難しいので、
行くなら、この9時のインストラクション開始前に行っておいた方が良いでしょう。
トイレに行くときは、ドアのところでパスポートを預けてから退室します。
★前半戦(L・R・W)
インストラクションは全て英語で、それにそって用紙などが配布されていきます。
Listening前には音量チェックが行われるので、音が小さいと思ったら申し出ます。
ListeningとReadingは、もう淡々と進行していきました。
Readingに入ると、係の人たちが歩いてパスポートの写真チェックをしていきますが、気にせずどんどん解き進めましょう。
答案用紙のオモテ面がListening、ウラ面がReadingとなっていますが、当然、Listeningが終了したあとは、もうそちら側の答えは修正できません。(問題用紙の方は、LとRは別々で配布&回収されます。)
そのままWriting。スタート直後はちょっとトイレに行きたいなーとか思っていましたが、
いざ始まると、もうひたすら書いていたのでそんなことは忘れていました。
(試験全般に言えることですが、朝、水分の摂りすぎには注意した方が良さそうです。IELTSは、無色透明の飲料なら試験室にペットボトルを持ち込めますが、開始時間まで手持ちぶさただからといって水ばかり飲んでいると、後で後悔するかも・・・。)
(ちなみに、Writingは、用紙が足りなくなったら、手を挙げると、追加で解答用紙をもらえます。)
もう1つ気になったのは、鉛筆が丸まっていくこと。
鉛筆削りも自分からは持ち込めないので、削りたいときは挙手して削り器をもってきてもらうようでしたが、そんな暇があるとは限らないので、
やはり尖った鉛筆を多めに持っていった方が良いと思います。
数本しか持ってない人がたくさんいましたが、鉛筆がチビていかないんだろうか・・・と勝手に心配してしまいました。
1ダースぐらいは、しっかり削った鉛筆をもっていくのが個人的にはお勧めです。
★後半戦(S)
「Osaka 1 Day」すなわち、1日で4技能全てのテストが終わる日程で受験したため、
そのまま午後にスピーキングのテストでした。
自分は運が良くて、午後の早めの時間帯スタートでした。
場合によっては、スピーキングは夕方遅くスタートという人もいるようですが、
生身の人間との対面テストなので、順番待ちが発生するのは仕方ありません・・・どの時間帯に割り当てられるかは、運だと思います。(何かルール・法則があるのかもしれませんが、知ってる方がいたらぜひ教えてください。)
ちなみに、スピーキングの時刻は、申込時には分かりません。
試験の2週間前の19時に公開される「受験確認書」でチェックできました。(IELTSのマイページみたいなところにログインすることになります。)
なお、現場では、1つショッキングなことがあったんです。
スピーキング試験には、集合時刻と、目安の開始時刻(=集合時刻の20分後でした)があったんですが、
この開始時刻の方に、(たしか3分ぐらい)遅刻した受験者の人がいて、
この方は受付にて受験を断られていました。
かなり厳しい処置だと思います。気の毒すぎます。
2万5千円も払って、朝早く集合して3つのセクションはしっかり受験して、でもそれが、数分の遅刻で無効になってしまうなんて・・・。
正直、かなり驚きました。 粘れば(夕方の一番ラストに回してもらえるようお願いしまくるとか)、なんとかなったかもしれませんが、その受験者の方は、しぶしぶ帰っていかれました。
たぶん大学生ぐらいの男性だったと思いますが、是非次こそ頑張ってほしいなと思います。
・・・というわけで、スピーキング試験の遅刻だけは本当に気をつけた方が良さそうです。
素直に、集合時刻を守って会場へ向かいましょう。
スピーキングの会場に着くと、まず指紋をチェックして、本人確認が行われました。
その後、待合室で待っていると(※電子機器は使えませんが、本などは読めました)、
時間が来て、ネイティブの試験官の方が直接、受験者の名前を呼びにくるスタイルでした。
病院の待合室みたいな感じです。
名前を呼ばれて、「How are you?」とか軽く会話しながら、各自の小部屋へと移動していきます。
部屋に入ると、机の上にはICレコーダーが置かれており、試験官と対面で座ります。
試験官の手もとにはタイマーがあり、どのパートでも、一定の時間が来ると、
「そこまででOKです」という感じで話はストップさせられます。(あくまでフレンドリーな感じで。)
時間の管理は向こうがやってくれるので、こちらは質問に対して、しっかり話すべきことを話せばOKという感じでした。
パート2のスピーチのところも、相手が「そこまでで結構」と言うまで、こちらとしては話し続けた方が良いらしく、
ここは、時間が来ると機械的に録音がストップしてしまうTOEFLとかなり違うところですね。
好みが分かれるところでしょう。
・・・このぐらいです。
TOEFLとはまた違った、ハードなテストでした。
他に思い出したことがあれば、また追記します!では!