2015年11月13日金曜日
TOEFL Wr) 忙しい人のための、『時短』練習法 ~Q1 Integrated(統合型)問題~
TOEFLを勉強している人たちの共通点。それは・・・みんな、忙しい!
留学狙いの社会人が勉強時間の確保にアクセクするのはもちろんのこと、
学生だって、そんなにヒマではありません。
そうなってくると、TOEFLの準備にあてられる時間も限られてきます。
でも、練習量を減らせば力は落ちるし・・・
というわけで、今回は、WritingのQ1、Integrated(統合型)問題の、
時間がないときの『時短』練習法を紹介してみます。
※あくまで、この問題形式にかなり慣れている人向けです。
さて、Integrated問題は、書くことそのものも重要ですが、
そもそも、ReadingとListeningの内容が把握できていないと、
書こうにも、その材料がなくなってしまいます。
特に、何にも増して維持しておきたいのが、リスニング。
Reading passageの内容は、リスニングの後でも読み直せますが、
リスニングのLectureの内容は、一度聞き逃すと終了です。
TOEFLのテストの中で一番最後にやってくるリスニング部分ですが、
ここで何としても必要な要素を「聞き取り切り」たい。
そこで、この「時短」練習法では、
この「Reading→Listening」部分のみトレーニングします。
それを20分で文章に書き起こすという部分は、思い切って省略してしまいます。
書くべき要素がしっかりと手もとにある状態になれば、
あとはそれを時間内に打ち込んでいくだけですから、思い切って、その時間をゼロにしてしまうのです。
(というわけで、この練習方法は、『書くべき要素さえそろえば、実際に打ち込む作業は問題なくこなせるはずだ』という自信のある、この問題形式に慣れている人を対象としたものになっています。)
具体的な方法ですが、その前に、
以前に紹介した、「左の列にReading、右の列にListeningのメモを書いていく」という
やり方をとるという前提でここからは進めていきます。
(参考: ライティングのQuestion-1、統合型(Integrated)のメモ。 )
1. まず3分で、パッセージを読む
残念ながら、このプロセスはさすがに外せません。
というのは、リスニングの内容は、このReadingの中身に対応したものになるからです。
ここを飛ばすと、いきなりよくわからないトピックのリスニングを聞くことのなり、効果は半減します。
この時点で、本番と同じように、リーディング部分のメモもとっておきます。
2. 続けて、リスニング部分を聞く
ここも本番と同様に、メモをとっていきます。
ここで、「もう完璧にリスニング内容も聞き取れた。これだけ素材が揃えば、
自信をもって答えを書けるぞ」というレベルであれば、この段階で早くも練習終了です。
そうでない場合は、3へ進みます。
3. メモチェック
自分のメモだけを見て、頭の中で答えを組み立てられない場合(聞き取るべき要素が聞き取れていない場合)は、
もう一度、リスニングを聴きなおします。
(リーディングが読み切れなかったなど、そちらに問題がある場合は、パッセージも読み直してOK。)
そして、1周目に聞き取れていなかった内容を、例えば青ペンで書き加えます。
この青ペンで書き加えた部分が、自分のリスニングの甘かった部分なので、
次回以降、ここも1周目でしっかり聞き取れるようにすることが目標になります。
一度と言わず、複数回 聴きなおしてもOKです。
さらに、スクリプト(台本)を読んで、耳で聞きとったときに把握できていなかった部分がないかを、
最終確認します。
ここでさらに新しい要素があった場合は、また別の色のペン(赤ペン等)でメモを書き加えます。
他に、聞き取りミスしていた部分があれば、それも赤ペンで修正します。
そうすると、(見づらくて申し訳ないですが・・・、)例えば、こういう感じの紙ができあがるはずです。
ここまでできたら、練習完了。
実際に書く20分は省略してしまいます。
これなら、トータル10~15分ぐらいで、Integrated問題の練習・復習が済んでしまいます。
注意点は・・・
・(再確認)要素さえそろえば、書く工程は問題ないぞ、
というぐらい、この問題形式に慣れている人向けです。
・もちろん、時間をとって書く作業まで行った方がベターに決まっています。
あくまで、忙しい人の時間短縮のための練習方法です。
(たとえば週末など、時間的余裕があるときに週1でいいので書く工程まで練習するなど、
工夫してみてください。)
・この「時短」練習法で浮いた分の時間は、何か別のセクションの練習に!
Integrated問題のカギは、リスニング部分です。
そこに特化してトレーニングできる「時短」練習法、忙しい人は活用してみてください。 では!