最近は、日本国内でも様々なTOEFLの参考書が発売されていますが、
なんといっても難点は、問題量の少なさ。
ちょっと気合を入れて解いていると、すぐに解ききってしまいそうなものばかりです。
TOEFL (iBT) は本腰を入れて一定期間 勉強する人がほとんどであることを考えると、やはり問題量が確保されている本を買っておかないと安心できません。
そこで、今日紹介するのは、こちら。
いわゆる「デルタ」本です。
これが手元にある本。かなり大きいです。
そして、なんといっても、厚い!
まあ、海外の参考書は、たいていこの大きさです。
バッグに入れるだけで、かなり重い・・・。こちらの本は、707ページあります。
(ちなみに、写真をよく見ると、中身が飛び出しています。
これは、重すぎるので、一部をカッターで切り取って、
ホッチキスでとめて持ち歩いていたためです。
外出先で勉強する予定のある方にはこの方法をオススメします。
「いつか売るかもしれないし・・・」なんて考えて、
本をキレイに保存している場合ではありません!)
最後の方に、MP3ファイルの入ったCDが付属されています。
これをパソコンで取り込めば、iPhoneなどにデータを移して、
どこでもリスニングを聞きまくることが可能。
・・・さて、中身ですが、
- Introduction (5ページ)
- Part-1 Reading (174ページ)
- Part-2 Listening (75ページ)
- Part-3 Speaking (85ページ)
- Part-4 Writing (78ページ)
- 本番形式のTEST (4回分、136ページ)
- 答え+リスニングのスクリプト(128ページ)
- Progress Chart (学習記録用のコーナー、8ページ)
という構成になっています。(全て英語です。)
この本の特徴としては、まずリーディング&リスニングに関して、
1つ1つの問題の分量が短い。ただしその分、問題数は豊富
という点が挙げられます。ラストにある本番形式のTESTは別として、
この本の特徴としては、まずリーディング&リスニングに関して、
1つ1つの問題の分量が短い。ただしその分、問題数は豊富
という点が挙げられます。ラストにある本番形式のTESTは別として、
それ以外のパート、特にReadingとListeningは、1問1問が非常に短い。
これは、本番と同様の練習をしたいという場合には大変な弱点です。が、
これは、本番と同様の練習をしたいという場合には大変な弱点です。が、
練習という意味では、スキマ時間を使って勉強することが可能だし、
短い分、問題数は半端なく多いため色々なテーマに触れられる、
という点で、使い勝手は良いでしょう。
短い分、問題数は半端なく多いため色々なテーマに触れられる、
という点で、使い勝手は良いでしょう。
とにかく、短めの問題がドシドシと出てきます。
リスニングは、表紙に
「Includes over 9 HOURS of audio on a single mp3 disk!」
とありますが、つまり9時間以上の英語が収録されています。
もう、ReadingもListeningも、解いても解いても終わりません。
空いた時間を活用して、できるときに解けるだけ解いておきたい、という人にはオススメ。
そして何より、これまたリーディング&リスニングについてですが、
問題のパターン毎に、解説&練習問題がまとまっている
というのは見逃せません。これは、今まで何気なく問題を解いてきたような人にとっては、目からウロコなはずです。
Readingでいえば、
「事実と照らし合わせる問題」
もう、ReadingもListeningも、解いても解いても終わりません。
空いた時間を活用して、できるときに解けるだけ解いておきたい、という人にはオススメ。
そして何より、これまたリーディング&リスニングについてですが、
問題のパターン毎に、解説&練習問題がまとまっている
というのは見逃せません。これは、今まで何気なく問題を解いてきたような人にとっては、目からウロコなはずです。
Readingでいえば、
「事実と照らし合わせる問題」
「当てはまら”ない”ものを選ぶ問題」
「本文から推論する問題」
「本文から推論する問題」
「語彙の問題」・・・
などなど、TOEFLに出てくる問題の種類ごとに、
「ポイントの解説⇒たくさんの短い練習問題」で身につけていく、という構成になっています。
これを順番に練習していくことで、TOEFLに出てくる問題のパターンで知らないものはほとんどない、という状態になることができるのではと思います。
ただし、難点としては、
などなど、TOEFLに出てくる問題の種類ごとに、
「ポイントの解説⇒たくさんの短い練習問題」で身につけていく、という構成になっています。
これを順番に練習していくことで、TOEFLに出てくる問題のパターンで知らないものはほとんどない、という状態になることができるのではと思います。
ただし、難点としては、
難易度は,本番と比較するとそこまで難しくないであろう点。
リーディングとリスニングは問題文が短いのだから、
リーディングとリスニングは問題文が短いのだから、
当然といえば当然なのですが、
選択肢の表現も素直なものが多く、
選択肢の表現も素直なものが多く、
本文が読めていれば、判別に悩むということはあまりありません。
それと、ライティングのお手本はほぼ載っていないという点です。
IntegratedのWritingについては、
それと、ライティングのお手本はほぼ載っていないという点です。
IntegratedのWritingについては、
「このポイント3つを書きましょう」という点だけが
答えに載っていますが、答案の形式では書かれていません。
答えに載っていますが、答案の形式では書かれていません。
Independentにいたっては、解説は
「Answers will vary.」
つまり「人によって答えは異なる」って・・・当たり前だそりゃ・・・。
ですので、ライティングに関しては、
上手なお手本から技を盗むという使い方はできないと思っておきましょう。
また、手元にある本では、e-raterについては触れられていません。
(e-raterは、実際のiBTの試験で使われている、
ライティング採点のためのプログラムのこと。
(e-raterは、実際のiBTの試験で使われている、
ライティング採点のためのプログラムのこと。
端的に言えば、機械採点システム。
興味のある人はこの記事も: e-raterは何を見ているのか? )
スピーキングに関しても、お手本が載っているというよりは、解答のポイントが触れられているぐらい、という感じです。
ということで、この本は、リーディングとリスニングを、
大量の問題を通じて、徐々にレベルアップしていきたい人向け
といえるかもしれません。
本当に、かなりの量の問題があります(主にReading・Listening)。
夜寝る前に、リーディングとリスニングを最低1ページずつやってから寝る、
みたいな使い方もできるでしょう。
逆に、本番と同様の形式で練習したいという人には向きません。
こうした使い方であれば、どんなレベルの方でも活用できる1冊だと思いますが、
全て英語ですので、当然ですが和訳は載っていないので、
辞書で単語を調べても訳せないという不安がある方にはおすすめできません。
個人的には、けっこう好きな一冊です。
毎日チョコチョコ解いては次の問題に進んでいく感じが、
夏休みのラジオ体操カードにハンコをためていく感覚に似ているというか・・・、
そういうジワジワした達成感みたいなものはあります。
もし、この一冊を完璧に仕上げれば、相当な実力がつくだろうと思います。
普段のコツコツ練習用にどうぞ。
ただし、本番形式の練習がしたい場合に備えて、
試験前には、これ以外の本も用意を!