印象派 ・ 印象主義は、19世紀後半にフランスで起きた絵画の流れのことです。
英語では、Impressionismと呼びます。
アート系の話題はTOEFLが大好きなテーマの1つです。
(ただし、この記事を書いている本人は、絵画に関しては純粋に素人です。
正確な説明が必要な人は、他のウェブサイトや書籍を参照してください。)
せっかく絵画です(→画像でイメージを掴むことができる!)ので、
代表的な作家と、その作品をザッと眺めてみましょう。
傾向というか、印象派の雰囲気を掴んでもらえるはずです。
エドゥアール・マネ(Édouard Manet)
発音 / mænéɪ /
草上の昼食
The Luncheon on the Grass
オランピア
Olympia
フォリー・ベルジェールのバー
A Bar at the Folies-Bergère
クロード・モネ(Claude Monet)
発音 / moʊnéɪ /
印象・日の出
Impression, Sunrise
日傘を差す女
Woman with a Parasol
ラ・ジャポネーズ
La Japonaise
エドガー・ドガ(Edgar Degas)
発音 / dəgάː|déɪgɑː /
踊りの花形(エトワール)
The Star
ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)
発音 / rénwɑɚ /
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
Dance at Le moulin de la Galette
素直に、美しい絵が並びますね。
まあ、まず素人としては(他の人も同じように思ったことがあると信じたいところですが・・・)、
マネとモネって・・・名前、似すぎですね。
マネの方が年上です。英語ではManet。
モネはMonet。発音記号も上に載せました。
それで、印象派の絵の特徴としては、まず、
brush strokes(筆によるストローク)がはっきりと見てとれます。
brushはよく出てくる英語です。耳で初めて聞いたときは何のことか分からなかったりするので注意。絵を描くためのブラシ、筆のことですね。
ストロークというのは、画家が筆を動かした跡といった意味で理解しています(が、絵画に詳しい方、もっと適切な表現があれば教えてください)。
とくに、印象派(Impressionism)では、
broken brush strokesなどと呼ばれる、「筆触分割」が活用されました。
これは、色を混ぜてから使うのではなく、
一筆ごとに純粋なままの色を絵の上に塗っていく技法です。
一般的に、色を混ぜていくと、明るさ自体は減っていってしまいますが、
この筆触分割では、混ぜてない色をそのままキャンバスに塗っていくため、
1つ1つの色の明るさを保つことができます。
そして、塗られた色は近くで見ると互いに違っていても、
遠くから見ると、溶けあって新しい感触が生まれるということでしょう。
こうした技法を使って、印象派の絵は、
光(light)や、時間の経過(passage of time)を見事に表現していきました。
それまでのように部屋にこもるのではなく、積極的に戸外で(in the open air)絵画を描いたりも。(これをフランス語ではplein airと呼ぶらしい。)
また、絵の主題(subject matter)として、
ordinaryな、ありふれた日常を対象にしたことも特色の1つです。
上の絵を見ても分かるように、中世に描かれたような宗教画などとはかなり趣が異なります。
こうした印象派の絵画は、当初は批評家から厳しい目で見られていましたが、
次第に高い評価を得るようになっていきました。
・・・もっとたくさん書くつもりだったのですが、印象派について調べているだけでかなりハードだったので、いったんここまでにします。
(後日、もっと詳しくなったら追記していくかもしれません。)