2015年11月12日木曜日

ウラン・鉛 年代測定 【背景知識シリーズ】


以前に、この「背景知識シリーズ」で、
放射性炭素年代測定 を紹介しました。




ざっくり言うと、「放射性炭素」と呼ばれる炭素14(C14)には、
5730年で半減するという特徴があるため、
土器などに付着している物質のなかの炭素14を調べることで、
大体いつ頃のものなのか、その年代・時期を測定するのが、
放射性炭素年代測定(radiocarbon dating)でした。




それで、実は、この「年代測定」法は、炭素以外にもいろいろな方法があります。
今回はそのうちの1つ、過去にTOEFLでも取り上げられたことのある、
ウラン・鉛 年代測定(uranium-lead dating)について紹介します。




ウランは元素の1つで、元素記号は「U」です。
それで、このウランは放射性の(radioactive)物質であり、
「地球上では安定して存在し続けられない元素であることが知られてい」ます。(参考:Wikipedia
というわけで、上の「放射性炭素年代測定」と考え方は同じで、
「半減期」、つまり「○○年で半減する」という性質を利用して、そこから年代測定を行うことになります。




・・・では、なぜ名前に「鉛」が入っているのかというと、
この測定で使用されるウランは、最終的には鉛へと変化するからです。
このウラン・鉛 年代測定では、ジルコン(zircon)と呼ばれる物質が多く使われます。
このジルコンの結晶は、「ウラン」は含有しやすいが、「鉛」はそうではないという特徴があります。
ということは、もし、このジルコンの中から「鉛」が出てくれば、
それはジルコンが結晶になったときに入りこんだものではなくて、
含まれていた「ウラン」が変化して「鉛」になったもの、と推定することができそうですよね。
これを利用して、年代測定するわけです。
(このあたりの原理も、詳しくはWikipediaを参照してみてください。)















というわけで、年代測定にもいろいろありますが、これで、
放射性炭素を利用した測定(radiocarbon dating)と、
ウラン・鉛 を利用した測定(uranium-lead dating)の2つについては、概要は分かったと思います。
あとは、英語のチェック。




まず、ウランは、英語ではuranium呼ばれます。
発音も注意です。 /jʊ(ə)réɪniəm/
出だしが「ju」となっていることから分かるように、「ウ」ではなく「ユ」の音から始まります。
あえて表現すれば「ユイニゥム」に近い音になり、日本語と全然違うので、
これは自分でも口に出して少し慣らしておくと、リスニングで登場したときに焦りません。






そして、鉛はlead
これも発音はかなり注意。  /léd/
これと必ず区別しておくべきなのは、
全く同じスペルで、「導く」等の意味をもつ「lead」という単語です。
この発音は /líːd/ つまり「リード」のように伸ばします。
その過去形・過去分詞はledで、こっちの発音は、鉛と一緒で /léd/ です。
ややこしいですが、文脈等で、「鉛」という物質の話をしているのか、
それとも動詞の方のleadなのか、区別できるようにしておきましょう。





不安であれば、放射性炭素測定についても軽く復習しておくといいかもしれません。


(参考:Wikipedia「ウラン・鉛年代測定法」 





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