2015年4月5日日曜日

Speaking問題の採点方法 2


さて、前回は、スピーキング問題で使われる「3つの観点」について紹介しました。




今日は、その続きです。

では、この3つの観点で評価されたあと、どのようにして、1問あたり0~4点の点数が与えられていくのでしょうか。





公式ガイドブック(Official Guide)を見ると、

3つの観点ごとに、「4点の場合」~「1点の場合」の説明が書かれています。

(※ちなみに、0点は「全く話そうとしない、または内容がトピックから外れている」という場合なので、ここからは除外して考えていきます。)

つまり、大まかに言うと、3つの観点ごとに、基準にあてはめて点数を与えられるようになっているようです。






そして、またOfficial Guideによると、

「4点がもらえる回答というのは、

 Delivery・Language Use・Topic Developmentの3つ観点全てにおいて、それぞれ4点満点レベルである」


という旨の説明があります。

つまり、4点満点をもらうためには、3つの観点全てで力を発揮しないといけません。








・・・と、これは分かりやすい話だと思いますが、問題はここからです。

では、例えば、

『Deliveryが3点、Language Useが2点、Topic Developmentが3点』

といった回答だった場合、この総合点は何点になるのでしょうか?





「平均をとって、四捨五入でもすれば?」という声が聞こえてきそうですが、

実際にはもう少し複雑です。

Official Guideには、

「3点がもらえる回答というのは、

 3つの観点のうち、少なくとも2つが、3点レベルである」

という旨が書かれています。

つまり、上の回答は、「DeliveryとTopic Developmentが3点レベルなので、Language Useが2点レベルではあるが、総合点としては3点」ということになります。





同様に、

「2点の回答は、3つの観点のうち、少なくとも2つが2点レベル」、

「1点の回答は、3つの観点のうち、少なくとも2つが1点レベル」となっています。







・・・というわけで、試みに、

その「3つの観点」のスコアの組み合わせと、そこから算出される総合スコアについて、

ありうるパターンを並べてみたのが、以下の表です。



前提として、この表からは0点は除外してあります。

ポイントとしては、たとえば総合点で3点がほしい場合、

3つの観点全てで3点をとらなくても良いということです。

少なくとも2つが3点レベルに行けば、それで総合スコア3点はゲットできます。

だから、トレーニングするときは、「次は、3つの観点のうち、どれに気を付けよう」と意識して改善していくことが効果的になります。





ちなみに、「3?」と書かれている行が3つありますが、

この {4,4,1} {4,3,1} {3,3,1} の組み合わせで、

なぜ総合スコアに「3?」と書いているかというと、

たとえば{4,4,1}の場合、

「たしかに2つの観点は4点満点だが、もう1つの観点が1点というのはヒドすぎる。

 これでは、総合スコアは3点ではなく2点の方が適切では」という判定方法になっている可能性を排除できなかったからです。

・・・まあ、実際には、「2つの観点が4点だったのに、残り1つだけ1点レベル」ということはほとんど起きないので、そんなにこの問題は発生しませんが、

念のため「3?」と表記してあります。






こうして3つの観点を分けて考えることで、

「次はどこを改善していくことができるのか」を明確にしていくことができます。




さて、次回、いよいよ「この4点満点のスコアが6問集まって、どのように最終的に30点満点に変換されるのか」を紹介していきます!












☞TOEFL(4技能別)に関する他の記事も読む






Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...