2015年4月3日金曜日

Speaking問題の採点方法 1


TOEFLのスピーキング問題は、6問全て、

holistically

に採点されます。つまり、「総合的に」採点されるということですが、

言い換えれば、これでは「全体的な印象」で点数が決まってしまう可能性があるということ。






(そして人間が採点する以上、そうした側面も否定しがたいのですが、とはいえ)

この「holistically」しか基準がないと、採点者(rater)によってバラつきの大きい、

極めて不安定な採点が行われてしまいます。






そこで、この「総合的に」採点する際に、採点者が特に着目する観点(ポイント)が、3つあります。



  • Delivery
  • Language Use
  • Topic Development


この3つは、自分の答えをチェックするときにも必要な観点なので、

覚えてしまいましょう。(それぞれ今から説明していきます。)

最終的に、この3つの観点で評価された結果として、

1問あたり0~4点のスコアが出てきます(1点刻み)。

それが6問集まって、

最終的にどう30点満点に変換されていくのか・・・はまた後で紹介するとして、

まずは3つの観点について、しっかり頭に入れておきましょう。








まず、Deliveryから。

ここでいうDeliveryは、「話し方」といった意味です。

つまり、適度なスピードで、発音やイントネーションも聞き取りやすい、クリアな英語で話せているか、

ということが判定されます。

多少つっかえたりしていても、全体として自然で理解しやすい英語であれば評価してもらえます。

他の記事でも書きましたが、自分の答えを録音して聞きなおすというとき、

まず気になるのが、このDeliveryです。

「うわ、自分の英語、聞き取りづらい・・・」と思った場合、

自分でそう感じるのであれば、他人からすればなおさら聞き取りにくい可能性が高いでしょう。

話している最中は必死なので、Deliveryに意識を向けることはほとんど不可能です。

そこで、何度もトレーニングを積み、発音を矯正していくなどして、

「あまり意識しなくても、良いDeliveryができる」ようになるのが最終目標になります。







つづいて、Language Use

これは直訳すれば「言語の使用」ですが

(※このuseは名詞なので、「ユース」の方です)、

つまりは、正しく効果的な文法や語彙で話せているか、ということです。

これも緊張した状態で話していると、

He like playing tennis. とか、

When I studying English, ~ とか、

文字で書くときにはありえないようなミスを平気でやってしまうものです。

ちなみに、よく大学受験の英語では、「ミスをしないように、簡単な表現のみ使う」という指導がされますが、

TOEFLでは、このLanguage Useは「正しく効果的な」文法や語彙が評価される、という点に注目してください。

つまり、正しいだけではなく、「効果的」に文法や語彙を使いこなす力も、ハイスコアを目指す場合は求められてきます。

公式ガイドブック(Official Guide)の説明によると、

Raters will be listening for how well you can control both basic and more complex language structures and use appropriate vocabulary.
(あなたがどれだけうまく基礎的&より複雑な言語のストラクチャーをコントロールできるか、また、適切な語彙を使えるのか、を判定するために採点者は聞くのです。)

とあります。

ですから、もちろん最初のうちは、ミスのないように基本的な文法・語彙だけで回答しても問題ありませんが、

実力がついてきて、ハイスコアを狙う場合には、(ライティング問題ほどではないにしても)やや複雑で多様な文法・語彙も使いこなせるようになっておきたいところです。







ラストが、Topic Development

ざっくり言えば、「内容」に対する評価です。

問題の指示に対して、十分に(fully)答えを提示できているか

内容は一貫しているか話している内容のつながり・構造は明確か

といった点が評価されます。

例えば、

「過去、あなたが困っているとき、誰かに助けてもらった経験を述べなさい。具体的にどう助けてもらったのか、その結果どうなったのかも含めること。」

という問題が出たとして、

「サッカー部でミスばかりしてしまっていたときに、親友が毎日練習に付き合ってくれた」という答えを話したとします。

このエピソード自体は分かりやすく素晴らしいのですが、

実は、このままだと満点はもらえません。

このままでは、

問題文の「その結果どうなったのかも含めること」という指示には答えていませんよね。

「毎日親友と練習した結果、試合で活躍してゴールを決めた」のように、

そこまで述べて、初めて十分に(fully)質問に答えたことになります。









さて、基本的に、スピーキングの6問は、全てこの3つの観点から評価されます。

ですので、この3つの観点は頭に入れてしまいましょう。

  • Delivery
  • Language Use
  • Topic Development

この3つの観点から評価されて、それをあわせて

総合的に(holistically)判定されて、1問あたり、0~4点の数値が与えられます。

次回は、その仕組みについて見てみます。

下の表は、そこで説明していきます。




➡ 「Speaking問題の採点方法 2」 へ











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