2015年4月25日土曜日
「難しすぎる問題」で試験中にヘコまないための知識
TOEFLは英語試験のプロたちが作っているので、
受験者としては、安心して全力をぶつけられるテストです。
が、それでも、人間が作る以上は、
問題にミスがあったり、あるいは難易度が偏ってしまったりすることもありえます。
そのために、TOEFLでは、本番の試験後にも、問題のチェックを行います。
ここではリーディングとリスニング(特に前者)を対象に話します。
(以下、出典はこちら(PDF)です。少し以前の資料ですが、基本的な流れは同じはずです。)
具体的には、テスト後、各問題の正答率などの要因を検証して、
難しすぎた問題や、簡単すぎて受験者のレベルを判別できなかったような問題は、
採点に含まないという措置をとるようです。
ということは、本番中、「これどう考えても答えないよー」とか、
「難しすぎて泣きそう」と思ったとしても、
もしかしたら、その問題は採点に含まれないかもしれません。
また、たとえ採点に含まれても(実際、ほとんどの問題は採点に含まれはするでしょう)、
その後、過去に出題した類似問題と比較するなどして
その回の問題の難易度を計測するので、
問題が難しすぎたからといって、最終的なスコアが下がるとは限りません。
(もし、「今回の問題は、他の回に比べて難しかった」と判定されれば、
たとえ正答した絶対数が少なくても、
最終的な30点満点の換算では良い点数になる可能性があるということです。)
逆に、簡単すぎる回では、たくさん正解していても、点数がシビアに出る可能性だってあります。
ということで、最終的な換算得点は、フタを開けるまで分からないというのが真実です。
だから、テストの最中に、「あーリーディング、全然分からなかったからもうダメだ」と絶望してはいけません!
正答数だけでは換算得点は分からないので、
「今回が難しい回だった」ことを祈りつつ、終わったことは忘れて、次のリスニング、
そして後半戦のスピーキング&ライティングに臨むべきです。
もし本当に結果が悪ければ、結果が発表されたそのときにしっかり反省すればいいので、
少なくともテストの最中は、良い方向に考えて、
吹っ切れて次のタスクへと突き進んでいく。
そのための1つの材料として、
「難しすぎる問題は除外されうる」ということ、
そして「正答数だけで点数は決まらない」ということを、頭の片隅に入れておくとよいかもしれません。
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